2年前のラハイナの大火事から2年と2か月が過ぎました。
先日、Maui Now というメディアで取り上げていた
フロントストリート再建に関する記事を要約します。
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火災発生から最初の2年間、マウイ郡と地域社会は
住民の住宅再建を最優先事項としてきました。
現在、ラハイナでは64戸の住宅が再建され、
290戸の一般市民の住宅建設工事が進行中です。
焦点はラハイナの商業地区の再建に移っています。
先週、マウイ郡はかつて賑わっていたフロントストリートを
2車線道路として維持することや、海側の不動産を購入して
より連携の取れたウォーターフロントを開発することなどを含む
設計案を発表しました。
この案は一般からの意見も参考にするとのこと。
商業用不動産所有者は、再建プロセスが前進していることに
感謝している一方で、再建はもっと迅速に進めるべきだと
考えています。
<より多くの人々のためのフロントストリート>
ハワイ大学経済研究機構によると、火災以前、
ラハイナの企業は、宿泊施設、飲食サービス、小売販売などから
毎月7,000万ドル以上の収益を上げ、約8,500人を雇用していました。
ラハイナでは、フロントストリートは特にビジネスに好調でした。
地元の人々や観光客が、歩きやすい海辺の通りに集まり、
色とりどりの店先を眺めたり、夕食をとったり、
独立記念日の花火大会やハロウィンの仮装コンテストなどの
イベントに参加したりしていました。
しかし、フロントストリートは過密状態、狭い歩道、
そして海へのアクセスの悪さといった問題を抱えていました。
今こそ、人々が好む要素を取り入れつつ、
よりアクセスしやすい機能を備えたエリアを
再設計するチャンスだと、副マネージングディレクターの
エリン・ウェイド氏は述べています。
ウェイド氏によると、郡はまずマカイ(海側)地区に重点的に取り組み、その後マウカ(山側)地区へと移行していくとのことです。
設計はまだ最終決定ではないものの、郡が下した重要な決定の一つは、
フロントストリートを車両と歩行者の両方が通行可能な
2車線のまま維持すること、です。
フロントストリートを歩行者専用道路にするという案も
でていますが、配送トラックや緊急車両が通行する
必要があると述べています。
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フロントストリートの再建には、まだまだ時間がかかりそうです。。。