不完全

不完全

私がまだ日本にいてスキーにはまっていた頃からの友達、M子。
彼女とは同じスキークラブに所属して、昔よく一緒にスキーに行った仲間。
そのM子から去年、1通のメールが来た。「Akiyoちゃん、私、右足首が動かない。。。」

それから彼女はたくさんの病院を訪ね、いろいろな検査を受け、
家族に支えられて今も一生懸命リハビリに励んでいる。
その彼女が最近静養のためにハワイに旅行し、その時経験したことをメールで教えてくれた。

アメリカ人の身障者に対する接し方には驚いたという内容。
車椅子でおろおろしていると「何か手伝うことはない?」と聞かれ、
彼女が自分で出来ると判断して断ると、それ以上は手を出さない。

感激して、自分は身障者だけど、アメリカでは何でも出来るかも[:音符:]と感じたそう。

数年前、ハンディキャップダイバーと一緒に潜るための講習を受けた。
一番印象に残っているのは自分がハンディキャップダイバー役をやった時。
マスクにガムテープを貼り盲目のダイバーという想定。

両手両足をベルトで固定して、耳抜きも自分で出来ないダイバーの役。
自分で経験して初めて「分かる」ことがある。

いままで実際にいろいろなハンディキャップダイバーと一緒に潜った。
中性浮力の取り方などは、健常者のダイバーより上手だったりする。
何よりも無重力の水中を、彼らは心底楽しんでいる。
まるで「生きている」ことそのものを楽しむかのように。。。

この世の中に完璧な人間なんていない。みんなある意味不完全なまま生きているんだ。
今回のM子からのメールで、そんなアタリマエのことに改めて気づかされた。
ありがとうね、M子。リハビリ応援してるよ。

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コメント

  1. Akiyo より:

    eririnちゃん、
    「心のバリアを取り除く。。。」
    いい言葉だね。心の豊かさを持つ。そのとおりだね。
    ありがとう!

    kagariさん、
    みんな一緒に生きている。。。感謝の気持ち。。
    アロハスピリットそのものだと思いますませんか?
    みんなに広げたいですよね。

  2. kagari より:

    とても心に響きました。
    一日を一生懸命生きなくては。
    感謝して生きたいし、そして、沢山の人たちや自然と
    生きていることを喜びながら共に生きたいとも思います。
    またまた素敵な日記をありがとうございます!

  3. eririn より:

    M子さんって素晴らしい人だね。
    人は誰でも不完全・・たしかにそうだと
    しみじみ思いました。
    まずは自分の心のバリアを取り除き
    出来ることをしたいし、出来ないときは
    素直に周りにヘルプ頼める心の豊かさを
    持ちたいです

  4. Akiyo より:

    paulaさん、
    ありがとう!大好きなM子。彼女すごく頑張っているんです~。
    人間はみんな一人じゃ生きて行けない。助け合って生きて
    行きたいですよね。

    TAKUMAくん、
    目をつぶって街をちょっと歩いてみるだけでも
    なにかが見える気がします。目が見えるって幸せ♪

  5. TAKUMA より:

    最近、ちょっと考えられるようになってきましたが、ハンデに対して、日本はまだまだですねぇ。

  6. paula より:

    M子さんのお話。
    人間って偉大だなって思います。

    私なんか恵まれ過ぎているのにブーブー文句ばかり言ってる。
    こんなことじゃいけないなあ~。
    感謝を忘れちゃいけないな~。

    M子さんAkiyoさん、ありがとう!