バリ島で、ドリフトダイビング中の日本人女性ダイバーが
漂流されたというニュースを聞きました。
ダイビング・インストラクターの一人として、言いようのないほどの
胸の痛みを感じます。
幸い5名の方は生還されたそうですが、4日間も流されて、
どんな心境だったのか、想像するだけで心が押しつぶされそうになります。
私も何度もドリフトダイブのガイドの経験がありますが、
ドリフトダイブを終えて水面に浮上するときにはいつも
心のどこかでボートがいなかったら。。。という不安があります。
めったにありませんが長年の経験の中で何度か、
浮上してみたらボートははるか遠くに。。。ということがありました。
そのときの恐怖感と、お客様を守らなければならないという強い気持ち。
忘れることができません。
遠くにいたボートが私たちに気がついて、迎えに来てくれる時間は
たぶん数分だったのかもしれませんが、とてもとても長く感じられました。
ほんの数分の経験でもいまだに忘れることができない恐怖感。
今回のダイバーの方たちは4日間もの間、どんなお気持ちだったのか。。。
考えるだけで心が押しつぶされそうです。
亡くなったダイバーの方のご冥福を心からお祈りいたします。。。。
コメント
★マナティさん
すごい経験をなさっているのですね。。。
だからこそ、自分の命は自分で守るということが
マナティさんの基本になっているのですね。
★ふーさん
本当にそのとおりだと思います。海は私たち人間には
想像もできないことがたくさんありますね。謙虚であることが
とても大切だと切に思います。。。
自然はとても魅力的で自然の中にいると、とても幸せを感じます。それと、人の命を預かる仕事の大変さを感じます。海は解らないことがかりです。
無事に生還したニュースを見て、思わずほっとし仲間とどんな励ましあいで過ごしていたのかしら・・・・
同感です。
私は10年ほど前、エルニドでドリフトダイビングではないのに
漂流した経験があります。
先にエントリーした私たち3名が船の底で10分待っても
誰もエントリーしてこないので思い切って皆で浮上、
海面に顔を出したらボートがいない、
何処にも見えない。 島が近くに見えたので移動しようと
思いましたが、まずイントラさんを信じて待とうということになりました
でも頭の中は、日本の翌朝新聞記事が思い浮かびました。
原因未熟な船番が泡を見失って、動いてしまったためでした。
幸、船上でパニックを起こした外国人の応対に追われていた
日本からの引率イントラが現地イントラが
流れがなかったので船上と海中両方で探し回ってくれて
15分ほどで見つけてもらいました。
ちょうどレスキュウー講習を受けてまもなかたので
実地訓練みたいで勉強になりましたが、怖かったです。
帰国後直ぐ船舶2級もとりました。(苦笑)