ラスティング・インプレッション (Lasting Impressions)

ミッションハウスミュージアム(Mission House Museum)

ラスティング・インプレッション
―ハワイの印刷術と版画―
(Lasting Impressions: Printing and Engraving in Hawaii)
2004年4月16日― 6月26日

この展示では、19世紀初め、ハワイ諸島に紹介された印刷術と銅彫版、そしてこれらの技術がハワイの歴史と文化に与えた影響についてご紹介します。

1820年、ニューイングランド地方(ボストン)からアメリカ宣教師たちがハワイにやって来ました。そして2年後の1822年には、ここホノルル宣教所でハワイ初の綴り発音練習帳が印刷されています。マウイでは1834年、初のハワイ語新聞が印刷され、それまでの口述だけで受け継がれてきたハワイ語が、初めて文字を持つようになりました。こうしてハワイアンは読み書き、印刷、銅板版画、また製本などをするようになりました。

今回の展示では、宣教師たちとハワイアンの生徒たちが最初の20年間に生み出した数々の印刷物に焦点をおきます。これらは主にホノルルのミッション印刷所とマウイ島のラハイナルナ学校の印刷所から生まれました。ホノルルでは主に聖書や讃美歌など宗教に関するもの、ラハイナルナでは、教科書や地図、数学関係など教育に関するものが印刷されました。ハワイアンの生徒たちの生み出した詳細な図や風景の印刷物は、今日残されているもののなかでも非常に希少ものであり、オリジナル印刷物の一般への公開はめったにされていません。この機会に是非ご覧ください。


(c) Mission Houses Museum

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Mission Houses Museum
(c) Mission Houses Museum
Lasting Impressions
(c) Mission Houses Museum

■初出:2004年5月

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