米国の電子渡航認証システム(ESTA)

渡ハ前に、承認取得が必要

2009年1月12日よりESTAが義務化

2001年9月11日の米国同時多発テロ以来、アメリカのテロに対する警戒が年々厳しなっていくが、ハワイを含むアメリカへ旅行する人に、また新たに手続きが必要になる。

米国の国土安全保障省(DHS)により、2009年1月12日から電子渡航認証システム(Electronic System for Travel Authorization、「ESTA」)が義務化される。このESTAは、ビザ免除プログラム(Visa Waiver Program)のひとつとして、日本を含む短期滞在査証免除対象国の国民が査証免除対象者として米国に渡航しようとする場合、事前にESTAのウェブサイトでオンライン申請を行い、査証免除で渡航できるか否かチェックを受けるシステムだ。

申請はネットで、日本語ページもある

ESTAの義務化によって2009年1月12日以降に渡ハする皆さんは、事前にネットで申請し、渡航認証を取得する必要がある。申請は渡ハ前であればいつでもOKだけど、申請後に承認を得る必要があるので、DHSは遅くとも出発の72時間前までに申請することを推奨している。

申請方法

  1. 申請はパソコンから。携帯電話からの申請は推奨されていない。
  2. まず、ESTA(電子渡航認証システム)オンライン申請のページへアクセス。
  3. 右上にある”Change Language”というプルダウンメニューから”Japanese(日本語)”を選択。
  4. 「新規に申請を作成する」をクリックして、「個人による申請」を選択。
  5. 同意事項に同意した後「次へ」をクリックし、指示に従って必要事項を入力し申請する。
    参考:米国大使館ESTA(エスタ)申請公式ウェブサイト[米国大使館]
  6. 申請後72時間以内(通常は即時)に判定結果がでるので、あらためてサイトにアクセスして、トップページ画面下の右「米国への渡航認証を以前提出した場合の更新または状況確認」で判定結果(承認)を確認する。尚、渡米の際にESTA渡航認証のコピーを提示する必要はないが、ESTA渡航認証を印刷し携帯しておけば、何かのとき申請番号やESTAの状況確認の際に役立つ。

 

留意事項

  • 渡航認証は、取り消されない限り、承認された日から2年間、または渡航者のパスポートの有効期限が切れるまでのいずれか早い方の日まで有効。
  • 渡航認証は、米国への複数回の入国に対し有効。
    ただし、旅行のたびに事前にESTAウェブサイトから飛行機の便名や滞在先など必要事項を更新することが必要。
  • この渡航認証は、入国地での米国への入国を保証するものではない。 ビザ免除プログラムを利用して渡米するため、渡航者が搭乗または乗船することのみを認可するもの。
  • 以上は、2008年10月23日現在のもの。今後、変更される場合あり。

上記のアンダーラインの部分だけど、要するに「米国へ行く飛行機や船に乗ってもいいけど、米国に入国できるかどうかは、これまでどおりイミグレーションで決定される」ということなので、特にビビる必要なし。その他、疑問点があれば、こちらのFAQ[米国大使館]を参照してください。

最新情報は各HPで確認

以上は、2008年10月26日現在のもので、内容や申請画面・手続き方法、リンク先などは変更になる場合がる。最新の情報はUS Customs and Border Protection (CBP)、または米国大使館のサイトで確認してください。

2010年8月11日

CBPは2010年9月8日からESTAの申請手続きが有料化することを発表しました。申請料金は14ドル。支払いはクレジットカードまたはデビットカード。【詳細

2022年5月25日

CBPは2022年5月26日からESTAの申請料金は14ドルから21ドルに引き上げます。【参考

2023年6月21日

CBPは2023年6月21日からESTAのモバイルアプリの提供を開始しました。【参考

「ったく、めんどうだなぁ」と思うかもしれないけど、液体物の機内持ち込み制限と同様、これも安全な渡ハのため、協力しよう!

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■初出:2008年10月 更新:2023年6月

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